動物になる
やらないといけない事があるのに、ふと目にとまった埃が気になって掃除を始めてしまい、しばらく掃除をやってから、やるべきことを思いだし、再びやろうとするも、なかなか始められなかったり、また、何とかなるだろうと自分自身に楽観的な期待を抱いているのだけど、中々やろうという踏ん切りが経たずに、そのまま一日を怠惰に過ごしてしまうこともある。
けれど、どうしても時間をつくって取り組まないといけないことがでてくる。
そんなときには動物になる。
映画「おおかみこどもの雨と雪」の中では心を落ち着かせて人間から狼に戻らないようにるためのおまじないがでてきたけれど、それとは逆のことである。
やらないといけないことを考え出すと、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」などと色んな方向に頭が廻ってしまうのだけど、先ずこの時間だけこれをやろう、と決める。とりあえず、後のことは放っておく。
やる気はおりてくるものではなく、実際にやり始めていると、やる気がでてくるようだ。(なので、他の事をやり始めるとしばらくそれから離れられなくなってしまうのも納得がいく)
shi3zさんのblogでは自動的にできるようになるまで紙に貼っておくと良い、とあるのだけれど、自分の場合は、取り掛かる前に数曲流して(そのためのプレイリストをつくっておく)、終わったと同時にスタートする。
終わったらやった事を手帳を書き出す。やっていない日にも書く。そんな時にはもっともらしい言い訳を書いてしまうのだけど、その時はやったのか、やらなかったのかで判断する。やっている日が積み重なると、やがて習慣になる。
継続は力なり、という言葉は意志の強さを表しているように見えて、習慣化する前に動物の期間が必要だと思っている。