まいにち。まいにち。

「誰からも頼まれもしない」ことを勝手にしよう(森博嗣)

「そこじゃない」機能

先日2年ほど使っていたスマートフォンSamsung製)が壊れたので修理に出した。
その間の代わりの機器として日本製のスマートフォンを使うことになった。
 
調べてみるとほとんど同じころに出た機種であったが、使い心地は全く違っていた。
使い慣れない、という理由もあるだろうが、細かいことなのだが、「何故この機能がついていないのか?」
という憤りが募った。
 
例えば
WifiBluetoothのON・OFFをするために画面をタッチした時に有効になるのに時間がかかる。(おそらく1,2秒なのだが、それでもそれまで使っているものにはリアルタイムで反映されていたので、この間がやけに長く感じてしまう。この間に慣れるまでにパネルを何度かクリックしてしまい、ONにしたはずがOFFになり、イライラさせられた。)
・画面の移動できるのがループではなく、直線的である
(アプリが表示されている画面をスクロールする場合、画面が多くなった場合は特に左方向からスクロールできると素早く目的の場所にアクセスできるが、一方でしか動けないので、アプリが多くなればなるほど不便になる)
 
・メールを受信した時にメールの通知アイコンが電源等と同じラインに現われるが、メールを開いてもその表示がそのまま残っている。表示をクリアしない限り残っているので、未読メールがまだ残っているのかと困惑してしまう。(修理に出す前に使っていたスマートフォンではメールを開けば通知は消えた)
 
などである。
 
もちろん、日本製のスマートフォンにも良いところはあった。
例えば
・他人から盗み見られないような画面の保護がワンタッチでできる
・解像度の高い画面でワンセグが見られる
 
などである。
 
最初に挙げた使っていて憤りを感じた部分はそれほど複雑な機能ではないかと思われる(特許で保護されている可能性も無きにしも非ずではあるが、新規性がないので保護するまでもないとは思われるが)が操作の頻度は多いので根幹の設計に近い。
その一方、日本製のスマートフォンで良いと感じた機能はどちらかというと副次的な機能である。
 
細かいところの機能はいいものを持っているのに、基本的な部分で劣っていると、「そこじゃない」と突っ込みを入れたくなる。
 
今回使ったのは1社の製品だけなので、もしかしたら他社では異なるかもしれないが、スマートフォンが外国勢に押されて日本の電機メーカーが新製品から撤退するようになったのはこういう理由が一因になっているのかもしれない。